麦茶コーヒーは、でき上がった麦茶とコーヒーを混ぜて楽しむアレンジです。最初の1杯なら、無糖の麦茶140mlと、ふだん飲む濃さのブラックコーヒー60mlを合わせた200mlから試せます。冷たく飲むときは両方を冷やしておき、麦茶、コーヒーの順に注いで混ぜましょう。

この7:3は、好みを探すための家庭向け配合例であり、メーカーの公式レシピや試飲で確かめた最適比率ではありません。麦茶の香りを残したいか、コーヒーらしさを強めたいかで調整します。また、普通のコーヒーを混ぜた飲み物はノンカフェインではありません。麦茶を足して味が薄くなっても、入れたコーヒーの量が同じなら、そのコーヒー由来のカフェイン総量は減りません。

すぐ作るなら:液体200mlの配合例

  • 抽出済みの無糖麦茶:140ml
  • 抽出済みのブラックコーヒー:60ml(濃縮液ではなく、そのまま飲める濃さ)
  • 氷:好みで。上の200mlには含めません。

アイスは材料をそれぞれ冷やし、麦茶→コーヒーの順に注いでよく混ぜ、味を見てから氷を加えます。ホットは温かい材料を耐熱カップで合わせます。カップは液体と氷を入れても余裕があるものを使ってください。

麦茶コーヒーの作り方|まずは1杯200mlから

初めて作るときにそろえるのは、飲める状態になった麦茶とコーヒー、量を読める計量カップ、混ぜるスプーン、飲むためのカップです。麦茶パックとコーヒー粉を同じ容器に入れて一緒に抽出するのではありません。別々に用意することで、どちらの味を調整すればよいか判断しやすくなります。

材料がすでに冷えていれば、抽出を待たずに計量と混合に進めます。麦茶パックから作る場合やコーヒーを淹れる場合は、抽出と冷却にかかる時間も必要です。水出しの商品をその場ですぐ使えるとは限らないので、飲みたい時間から逆算して商品表示を確認しましょう。

基本の1杯:麦茶とコーヒーだけで合計200ml
材料分量用意する状態
麦茶140ml無糖・抽出済み。まずは単独で飲める濃さ
コーヒー60mlブラック・抽出済み。そのまま飲める濃さ
氷好みで追加液体200mlとは別に用意

アイスで作る基本の順番

  1. 麦茶とコーヒーを、それぞれの商品の作り方に従って用意します。アイスにする分は清潔な容器で冷やしておきます。
  2. 麦茶140mlを量り、飲むグラスに入れます。
  3. コーヒー60mlを量って加え、スプーンで全体を混ぜます。
  4. 氷を入れる前に少量を味見します。比率を変える必要がなければ、好みで氷を加えて仕上げます。

先に麦茶を注ぐのは、量の多い材料を基準に作業しやすくするためです。逆の順番なら作れないという意味ではありません。見た目の層を残す演出より、上下を均一に混ぜてから味を見ることを優先してください。混ざり切らない状態のひと口で「苦すぎる」「薄すぎる」と判断すると、不要な足し算につながります。

200mlは飲み物の量であり、グラスの満水容量ではありません。200mlしか入らないグラスに液体200mlと氷を入れると、あふれるおそれがあります。大きめのグラスを用意するか、後で紹介する100mlの試作配合に減らしましょう。材料をグラスの縁まで注いでから混ぜるのも避けます。

1杯200mlの提案例は麦茶140mlとコーヒー60ml。氷は別に加える
1杯分の家庭向け提案例。麦茶140ml+コーヒー60ml=200mlで、氷は含めません。実際の試作写真ではなく生成イメージです。

最初は無糖・ミルクなしにする理由

砂糖やミルクが入っていてもアレンジ自体はできます。ただ、初回から甘さ、乳製品の風味、麦茶とコーヒーの比率を同時に変えると、何が好みに合ったのか分かりにくくなります。まず二つだけで合わせ、飲める組み合わせか確かめてから、必要なものを足す順番がおすすめです。

家に加糖コーヒーしかない場合は、それを使った別の配合として考えてください。上の表と同じ量でも甘さが加わり、ブラックコーヒーを使ったときとは印象が変わります。追加の砂糖は最初から入れず、混ぜた後に判断します。「甘さ控えめ」という名称だけで無糖と同じ扱いにしないことが大切です。

「麦茶コーヒー」の3つの意味を分けて考える

麦茶コーヒーという言葉から想像する飲み物は、人によって異なります。この記事の中心は、抽出済みの麦茶にコーヒーを加える混合ドリンクです。一方で、コーヒーを飲む代わりに麦茶を選ぶことや、焙煎した大麦から作るコーヒー風の飲料を探している場合もあります。材料が違うので、味もカフェインの考え方も分ける必要があります。

飲み方使うもの確認する点
混ぜて飲む麦茶+コーヒー配合、元の濃さ、コーヒー由来のカフェイン
代わりに飲む麦茶だけ商品表示と、麦茶そのものの味
大麦の飲料を飲むオルヅォなどの商品原材料、抽出方法、カフェイン表示

たとえば「コーヒーを使わずに香ばしい飲み物がほしい」という目的なら、通常のコーヒーを混ぜるレシピは目的に合いません。麦茶単体を温めて飲む方法や、原材料とカフェイン表示を確認した大麦飲料が比較対象になります。名前にコーヒーという言葉があるかどうかではなく、実際に何が入っているかを見て選びましょう。

麦茶とコーヒーを混ぜる、麦茶だけを飲む、オルヅォなどの大麦飲料を飲むという3つの区別
「混ぜて飲む」「代わりに飲む」「大麦の飲料」は、使う材料が異なります。説明用の生成イメージです。

似ていると感じるのは香ばしさ。味が同じになるわけではない

麦茶の焙煎した穀物の香りと、コーヒーの焙煎による香りに共通した印象を持つことはあります。ただし、麦茶を濃くすればコーヒーと同じ苦味や酸味になるわけではありません。コーヒーにも果実を思わせる酸味が目立つもの、苦味が強いものがあり、組み合わせによって麦茶の感じ方が変わります。

期待する味を「コーヒーを薄くしたもの」だけに限定しないほうが、調整の目的を決めやすくなります。麦茶の香りを残したいのか、コーヒーの余韻を少し加えたいのか、ミルクに合わせるベースがほしいのかを先に考えてください。飲んだ結果、二つを混ぜるより別々のほうが好みなら、無理に比率を探し続ける必要はありません。

メーカーのはくばくも、温かい麦茶にコーヒーを合わせるアレンジを紹介しています。ただし、そこで示される「好みの割合」という考え方と、本記事の140ml・60mlという提案例は別です。特定の比率で必ずおいしくなるという根拠にはしていません。はくばくの温かい麦茶の楽しみ方も参考になります。

オルヅォ・穀物コーヒーは別の商品として扱う

オルヅォは、大麦を使ったイタリアの飲料として紹介されるものです。ルピシアの商品説明でも、焙煎した大麦を濃く抽出する飲み物として説明されています。日本の家庭で作った麦茶に普通のコーヒーを混ぜる方法とは、出発点が異なります。オルヅォを探している場合は、専用商品の説明に従って抽出してください。

穀物コーヒーという分類には、大麦以外の原料や複数の素材を使う商品も含まれます。フレーバー付き、ミルクと合わせるタイプなどもあるため、名前だけで原材料を決めつけないようにしましょう。選び方の入口は穀物コーヒーの原材料と飲み方、オルヅォの具体例はルピシアのオルヅォ商品説明で確認できます。

混ぜる割合は3パターンから。100mlで少量試作する

最初から大きなボトルいっぱいに作るより、100mlの少量で比率の方向を決めると、材料を使いすぎずに済みます。表の数字はすべて、同じ濃さに用意した麦茶とコーヒーを量る場合の例です。麦茶を薄く抽出した日と濃く抽出した日では、7:3という比率が同じでも同じ味にはなりません。

試作は各100ml。味の優劣ではなく、好みを探す起点です
試す方向麦茶コーヒー
麦茶多め 7:370ml30ml
同量 1:150ml50ml
コーヒー多め 3:730ml70ml

麦茶多めは、まず麦茶を基準にしてコーヒーの存在感をどこまで足すか考える配合です。同量は二つを同じ体積で比べるための基準になります。コーヒー多めは、コーヒーの味を主役にしながら麦茶がどう加わるかを見る配合です。いずれも実際の味の強さがそのまま7対3、5対5になるという意味ではありません。

100mlの少量試作で比べる麦茶対コーヒーの比率7対3、1対1、3対7
上の表の量で試す3パターン。味の評価や測定結果ではなく、配合の起点を示した生成図解です。

一度に3杯作らなくてもよい

飲み比べ用に三つのグラスを並べる方法もありますが、合計300mlになり、コーヒーも合計150ml使います。少量だけ試したい日や、飲むコーヒーの量を決めている日は、最も気になる一つだけ作れば十分です。麦茶多めから始め、次に作る機会に同量へ変えるだけでも、好みの方向を探せます。

同じ日に比較するなら、材料の温度、氷の有無、グラスの大きさをそろえます。一つだけ氷が大量に入っていると、比率ではなく冷たさや氷の溶け方を比べることになります。最初は氷を入れず、冷やした材料で作ると条件をそろえやすくなります。試作ごとに新しい材料を量り、前の飲み残しへ継ぎ足して比較しないようにしましょう。

100mlから200mlへ増やす計算

気に入った100mlの配合を200mlに増やすときは、両方を2倍にします。麦茶70ml・コーヒー30mlなら140ml・60ml、同量50mlずつなら100mlずつ、麦茶30ml・コーヒー70mlなら60ml・140mlです。片方だけ2倍にすると別の比率になってしまいます。

150mlにしたい場合は、100mlの分量をそれぞれ1.5倍にします。麦茶多めなら麦茶105ml・コーヒー45mlです。ただし、手元の計量カップで5ml刻みが読みにくければ、無理にこの量にせず100mlか200mlで作るほうが扱いやすいでしょう。家庭の試作では、読めない細かな量を目分量で装うより、再現できる単位でそろえることを優先します。

比率を動かすときは合計量もそろえる

200mlの麦茶多めの配合から、コーヒーを少し強めたいときは、次の1杯を麦茶120ml・コーヒー80mlにする方法があります。これは麦茶を20ml減らし、コーヒーを20ml増やす調整です。単にでき上がった200mlへコーヒーを20ml足すと合計220mlになり、グラスの余裕も変わります。

すでに作った1杯を調整する場合は、追加した量と最終的な全量をメモしておくと、次に作り直せます。「少し足したらよかった」という感覚だけでは再現しにくいので、まず10mlなど計量しやすい量から動かしてみてください。足し算を繰り返して飲み切れない量に増やすより、次回の配合に反映させるほうが無駄を抑えられます。

量る・混ぜる・味を見る。失敗を減らす手順の細部

混ぜるだけの飲み物でも、測り方と味を見るタイミングをそろえると、原因を見つけやすくなります。大切なのは、材料を用意する段階、二つを混ぜる段階、氷やミルクを追加する段階を分けることです。複雑な道具は必要ありませんが、毎回条件が違うと、気に入った配合を再現しにくくなります。

準備:単体の味を少量ずつ確認する

混ぜる前に、麦茶とコーヒーをそれぞれ少量ずつ飲んでみます。単体の麦茶がすでに薄すぎる、コーヒーの苦味が好みに合わないと分かったら、その状態を混合で解消しようとせず、次に用意する材料を見直してください。混ぜてからでは、二つのうちどちらの影響なのか分かりにくくなるためです。

これは保存状態が不明な飲み物を味見で安全判定する手順ではありません。適切に用意し、保存条件を守った材料を使う前提です。異臭や見慣れない変化があるもの、いつ作ったか分からないものを、コーヒーの強い香りで隠して飲むことは避けてください。

計量:液面を横から読み、氷を入れる前に量る

計量カップは安定した水平な場所に置き、目盛りを横から見て読みます。持ち上げたまま傾けたり、上から見下ろしたりすると、同じつもりでも量がずれることがあります。200mlの基本配合では、先に麦茶140mlを量ってグラスへ移し、次にコーヒー60mlを量ると、それぞれを確認できます。

一つの計量カップに順番に足して量る場合は、麦茶を140mlの位置まで入れた後、全体が200mlになるまでコーヒーを足す方法も使えます。このとき最後に読むのは「コーヒー60ml」の目盛りではなく「全体200ml」の目盛りです。暗い色で目盛りが読みづらいカップなら、無理に一度で済ませず別々に量りましょう。

氷入りのグラスの目盛りを読んでも、麦茶とコーヒーだけの体積にはなりません。氷を入れる前に液体を量ることで、表の配合と対応させられます。また、mlは体積の単位です。重さで量る方法を使う場合も、すべての商品で1gと1mlが厳密に同じだと考えず、この記事の配合は体積を基準にしていることを押さえてください。

アイスは材料を冷やし、量ってから混ぜる。氷は味を見た後に加える
アイスの基本手順:冷やす→量る→混ぜる。正確な分量は本文の表を参照してください。説明用の生成イメージです。

混合:底まで混ぜてから少量を味見する

スプーンを底の近くまで入れ、こぼさないように全体を混ぜます。見た目の色が均一になってから、少量を別の清潔なスプーンなどに取って味を見てください。氷、砂糖、ミルクはこの後の段階で加えます。家族と分ける場合は、口をつけたスプーンを共用の材料容器に戻さないようにします。

味見では、一度に「おいしいか」だけを決めるより、麦茶の香りが残るか、コーヒーの苦味が強すぎないか、飲み終わりにどちらの印象が残るかを分けてみると調整しやすくなります。好みの言葉で短く記録すれば十分です。点数を細かくつけたり、他人と同じ評価にそろえたりする必要はありません。

麦茶は何を使う?無糖・原材料・作り方を確認する

家庭で抽出した麦茶でも、そのまま飲める市販の麦茶でも使えます。最初は、ふだん単体で飲み慣れている無糖の麦茶を選ぶと比較しやすいでしょう。珍しい商品や専用の材料を買うことから始める必要はありません。ただし、麦茶に見えても別のお茶や穀物を配合した商品があるため、原材料欄を確認します。

ティーバッグは商品指定の水量・時間を基準にする

ティーバッグには水出し用、お湯出し用、両方に対応したものなどがあります。まず指定された水量と抽出方法で作り、パックを取り出すタイミングも表示に従ってください。麦茶コーヒーに使うからといって、パックをいつまでも入れたままにしたり、長時間煮続けたりする必要はありません。

たとえば伊藤園は、香り薫るむぎ茶の抽出について、お湯を使う方法と水を使う方法を案内しています。煮出しでは苦味や雑味が出たり香りが飛んだりする場合がある旨も説明されています。「濃くしたいから時間だけを長くする」という一律の方法にせず、使う商品の案内を起点にしてください。伊藤園の麦茶に関する作り方の案内で商品別の説明を確認できます。

作った麦茶が期待より薄いときは、まず表示どおりの水量だったか、抽出が終わる前に使っていないかを確認します。表示どおりでも好みに合わなければ、別の麦茶を試すか、混ぜるコーヒーの量を調整する選択肢があります。抽出条件を無制限に変えて、濃さと苦味の両方が分からなくなる状態は避けましょう。

ボトルの麦茶は、開栓後の扱いも含めて選ぶ

市販の液体麦茶なら、必要な140mlを量って使えるため、抽出条件のばらつきを減らせます。比率だけを試したい初回には扱いやすい方法です。一方、少量しか使わないのに大きな容器を開けると残りが多くなるので、家族での利用も含めて飲み切れる容量を考えてください。

ボトルから飲み口へ直接口をつけたものと、清潔なカップへ注いでいたものは、同じように扱わないことが大切です。混ぜるための材料を残すなら、必要な分だけ清潔な計量器に取り分け、容器へ飲み残しを戻さないようにしましょう。開栓後の冷蔵や消費の案内は、購入した商品の表示を優先します。

原材料が大麦でも、混ぜた後の成分表示にはならない

具体例として、伊藤園の「香り薫るむぎ茶 ティーバッグ54袋」は原材料を大麦と表示しています。公式情報のカフェイン0mgという値には、1袋を1Lの水で20℃・2時間抽出した液の100ml当たりという条件があります。この表示はその麦茶の情報であり、普通のコーヒーを加えた完成品が0mgであることを示してはいません。伊藤園の原材料・成分と抽出条件を参照してください。

コーヒーはドリップ・市販ボトル・インスタントでどう変わる?

基本配合のコーヒー60mlは、抽出に使ったお湯の量ではなく、でき上がったコーヒーを量った量です。ドリップでは粉に残る水分があるため、お湯を60ml注ぐことと、コーヒー60mlを得ることは一致しません。まず飲める状態に仕上げ、その後で必要な分だけ取り分けると迷いません。

種類使い方の起点間違えやすい点
ドリップ通常どおり抽出後に60ml量る注ぐ湯量と完成量を混同しない
液体ボトル無糖・そのまま飲めるものを量る濃縮タイプは先に表示どおり希釈
インスタント表示に従って溶かし、できた液を量る粉の小さじ量を液体60mlと扱わない
水出し抽出を終えた液体を量る抽出途中の液を完成品と比べない

ドリップは普段の抽出を変えず、取り分ける

豆や粉から淹れるなら、まず普段飲んでいる粉量、湯量、器具で作るのが分かりやすい出発点です。麦茶と混ぜる分を60mlだけ取り、残りは別の飲用分として扱います。いきなり粉量を極端に減らして60mlだけ抽出しようとすると、いつもの抽出とは条件が大きく変わります。

深煎りなら必ず合う、浅煎りなら合わない、と一律には決められません。苦味を残したいのか、酸味を含む香りを楽しみたいのかで選択が変わります。最初から麦茶のために新しい豆を買うより、現在の豆を使い、比率だけを変えて判断すると、材料費も変数も増やさずに試せます。

ボトルコーヒーは「そのまま飲める」と「希釈用」を区別する

ブラック・無糖の液体コーヒーは、冷やして必要な分だけ注ぐ使い方に向いています。ただし、ラベルに希釈用や濃縮とある商品は別です。濃縮液60mlを、そのまま通常のコーヒー60mlの代わりにすると、想定と大きく違う濃さになることがあります。

濃縮タイプしかない場合は、まず表示どおり水などで希釈して、通常の飲用状態にした液を60ml量る方法にすれば、基本配合と対応させやすくなります。希釈の段階で牛乳を使えば、すでにミルク入りのコーヒーです。ブラックを基準とした表とは条件が違うので、麦茶との組み合わせも別の試作として記録しましょう。

インスタントは溶かした後の量をそろえる

インスタントの場合は、手元の商品に書かれた粉量と水量で1杯を作り、そこから60ml取り分けると、細かな粉量を量れない家庭でも試しやすくなります。残りは別に飲む分として考え、基本の200mlの中に無理に全部入れないでください。スティック1本を使い切ることと、配合をそろえることは別です。

冷たい麦茶へ粉を直接入れると、商品によっては溶け残ります。UCCの案内では、水に溶けやすい商品と、少量のお湯で溶かしてから水や氷を加える商品が区別されています。すべてのインスタントが冷水に同じように溶けるとは考えず、UCCのインスタントコーヒーの溶かし方のように、商品別の説明を確認してください。

少量のお湯で溶かすときは、耐熱の小さな器を使い、粒が残っていないことを確かめてから指定の水量に整えます。溶かすために使ったお湯も、でき上がるコーヒーの一部です。お湯を加えた分を無視して、あとからさらに所定量の水を足すと、予定より薄く、多くなってしまいます。

ミルク入りへ進める場合の溶かし方や材料の合わせ方は、インスタントで作るカフェオレの手順も参考になります。ただし、カフェオレの配合をそのまま麦茶入りの配合に置き換えるのではなく、加える麦茶の量も含めて全量を決めてください。

水出しコーヒーは完成したものを使う

冷たい状態で用意できる水出しコーヒーも、混ぜる材料の候補です。コーヒー粉と麦茶パックを同じポットへ入れて同時に水出しすると、どちらの抽出条件も調整しにくくなります。最初は別に抽出を終え、コーヒーの粉やパックを商品指定のタイミングで取り出してから使いましょう。

水出しだから薄い、カフェインがない、と見た目や飲み口だけで判断しないことも大切です。抽出方法の違いは水出しアイスコーヒーの作り方と調整点で確認できます。麦茶との配合を比較するときには、抽出途中ではなく、条件をそろえた完成品を使ってください。

アイス・ホット・ミルク入りの作り分け

同じ材料でも、温度と追加するものを変えると飲み方の選択肢が広がります。どの方法でも、最初に液体の全量を決めておくと調整しやすくなります。ここでは基本の200mlを起点に、氷を加える場合、温かく合わせる場合、牛乳を含めて200mlにする場合を分けて考えます。

アイス、ホット、ミルク入りの麦茶コーヒーの飲み方を比較するイメージ
アイス・ホット・ミルク入りの見た目のイメージ。生成画像であり、実際の試飲や色の比較測定を示すものではありません。

アイス:冷やした材料を使い、氷の溶け方を変数にしすぎない

冷たい麦茶に熱いコーヒーを注ぎ、氷で一気に冷やす方法では、溶けた氷の量によって最終的な濃さが変わります。初めて比率を探す段階では、麦茶とコーヒーをあらかじめ冷やし、合わせてから必要な氷を加えるほうが、140ml・60mlという配合の違いを見やすくなります。

氷なしでも、材料が冷えていれば冷たい飲み物として楽しめます。反対に氷を入れると、飲み進める間に溶けて全量が増え、味も変化します。最初のひと口はちょうどよいのに後半が薄いなら、比率の変更より先に、材料が十分冷えていたか、長時間置いていなかったかを見直しましょう。

熱い飲料を急に注ぐ使い方に対応していないグラスもあります。冷却や氷を使う場合も容器の耐熱性と取り扱い表示を確認し、熱いコーヒーを冷えた薄いグラスへ勢いよく注がないでください。温度差への対応は、見た目が丈夫そうかどうかでは判断できません。

ホット:温かい材料同士を、耐熱カップで合わせる

ホットは、温かい麦茶140mlと温かいコーヒー60mlを合わせる方法から試せます。冷たい麦茶と熱いコーヒーを合わせると、予想よりぬるくなることがあります。どちらも飲む温度に近い状態で用意し、必要ならカップもあらかじめ温めておくと、混ぜた直後の温度差を抑えやすくなります。

一定の温度がすべての材料に最適だとは決めず、熱すぎて味を判断できない状態を避けてください。鍋で長く煮詰めて濃くする方法は、全量が変わるうえ、香りや苦味にも影響します。基本は別に用意した飲料を合わせ、飲める温度になってから少量を確かめる流れです。

電子レンジを使う場合は、飲料の種類だけでなく器の対応も確認し、機器の説明に従います。加熱むらや突沸に注意し、熱い器を素手で持たないようにしてください。冷蔵していた飲料を温めることは、保存期限を延ばしたり、傷んだ飲料を安全に戻したりする方法ではありません。

ミルク入り:麦茶100ml+コーヒー50ml+牛乳50mlの提案例

牛乳入りを試すなら、麦茶100ml、コーヒー50ml、牛乳50mlで合計200mlという配合が一つの起点になります。これは基本配合200mlの上に牛乳50mlを足す方法とは異なります。液体を合計200mlにそろえて、麦茶・コーヒー・牛乳の三つを比べるための家庭向け提案例です。

まず麦茶とコーヒーを混ぜ、牛乳を少しずつ加えて全体をなじませます。冷たく作るときは牛乳も冷やしておき、温かく作るときはそれぞれの加熱方法に気をつけます。牛乳を入れると色は淡くなりますが、色の薄さからコーヒー由来のカフェインがなくなったとは判断できません。

ミルク感が足りない場合に、牛乳だけをどんどん追加すると全量が増えます。次の1杯で、たとえば麦茶を減らした分だけ牛乳を増やし、コーヒー50mlは維持するなど、動かす材料を決めてみましょう。三つを一度に変えるより、どの変更が好みに近づいたか分かりやすくなります。

豆乳やオーツミルクなどに置き換える場合は、同じ量でも香り、甘さ、口当たりが変わります。加糖か無糖か、原材料に何が入るかを確認し、牛乳と同じ結果になるとは考えないでください。飲み物の酸味や温度によって分離が起こることもあるため、初回は少量で組み合わせを見ます。

甘さを足すなら最後に。香りを加えるのはさらに後

砂糖やシロップは、二つの飲み物を混ぜた味を確認してから少量ずつ加えます。アイスでは冷たい飲み物に溶けるものを使い、ホットでは溶け残りがないように混ぜてください。最初に多く入れた甘味料は取り除けないため、足りなければ追加する順番にします。

香り付きシロップなどを使うと、麦茶とコーヒー以外の香りが加わります。二つの相性を知りたい段階では、無香料の甘味料か、甘味料なしのほうが違いを確かめやすいでしょう。砂糖を加えずにミルクの風味を生かす考え方は、無糖カフェオレの作り方とミルクの選び方も参考になります。

麦茶だけなら?コーヒーを混ぜた場合のカフェイン

カフェインについては、「何を混ぜたか」「その材料をどれだけ使ったか」「できた飲み物をどれだけ飲むか」を分けて考えます。麦茶を多くするとコーヒーの味が弱まることはありますが、苦味の強さはカフェイン量を測る道具にはなりません。飲みやすさだけを根拠に、夜でも問題ない、何杯でもよいとは判断しないでください。

使う飲み物カフェインの考え方
麦茶だけ大麦を使った麦茶の表示を確認。別のお茶を混ぜた商品は原材料も確認する
普通のコーヒー入りコーヒー由来のカフェインを含む。麦茶を混ぜてもノンカフェインにはならない
デカフェ入りカフェインを減らしたコーヒー。完全なゼロと同じ意味ではない

麦茶を足すだけでは、同じコーヒーに含まれる総量は減らない

同じコーヒー60mlを、何も加えずに飲む場合と、カフェインを含まない麦茶140mlを足して200mlにして飲む場合を考えてみます。両方とも最後まで飲むなら、コーヒー60mlに由来するカフェインの総量は同じです。後者は液体全体の量が増えたため、単位体積当たりの濃度が下がった状態です。

一方、同じコーヒーから取り分ける量を60mlから30mlに減らし、その分を麦茶で補って全体を200mlにするなら、コーヒー由来のカフェイン総量は元の半分になります。これは麦茶がカフェインを取り除くからではなく、使ったコーヒー自体が半分だからです。同じ濃さの同じコーヒーを比較する、という条件が必要です。

この関係を、濃さの違う別の商品へそのまま当てはめることはできません。濃縮コーヒー30mlと通常のコーヒー60mlを比べても、コーヒー由来のカフェインが必ず半分とはいえません。普通のコーヒーからデカフェへ変えた場合も、商品の表示と使う量を改めて確認する必要があります。

デカフェは「減らしてある」と「ない」を混同しない

デカフェやカフェインレスのコーヒーは、カフェインを減らしたコーヒーです。UCCもカフェインレスはカフェインがゼロではないことを説明しています。麦茶と合わせる材料の選択肢にはなりますが、完全に避けたい人への「ノンカフェインの作り方」としては扱いません。UCCのカフェインレスについての説明で区別を確認できます。

商品を選ぶときは、除去率だけでなく、分かる場合は1杯や100ml当たりの値と、その抽出条件を見てください。除去率が表示されていても、家庭で作った麦茶コーヒーのカフェイン量を正確に計算できるとは限りません。豆量や抽出方法が違う飲み物について、一定の数値を断言しないほうが適切です。

言葉の整理にはデカフェの基本とカフェインを減らす考え方、買うときの見方にはカフェインレスコーヒーの表示と選び方を参照してください。麦茶入りという名称より、実際に使ったコーヒーの商品情報を優先しましょう。

ノンカフェインが目的なら、通常コーヒーを入れない選択を

カフェインを含まない飲料を探しているなら、まずは表示を確認した麦茶単体が選択肢です。コーヒーに似た香ばしさも欲しい場合は、大麦などの飲料を別に調べ、原材料とカフェインの表示を確認します。名前に「コーヒー風」とあっても、本物のコーヒーが配合されていないかを見ることが必要です。

妊娠中、授乳中、子どもが飲む場合や、医療上の理由で摂取量を管理している場合は、この記事の配合を安全な摂取量の基準にしないでください。カフェインへの反応には個人差があるため、必要に応じて医師などに相談し、ほかの飲食物も含めて考えます。公的な基本情報は農林水産省のカフェインに関する案内を確認してください。

薄い・苦い・香りが合わないときの調整方法

気に入らない仕上がりになったときは、何が違うと感じるのかを一つ選びます。薄いなら濃さ、苦いなら元の味と比率、香りが合わないなら素材の組み合わせ、というように切り分けると、やみくもな足し算を減らせます。すでに飲み切れない量ができているときは、その1杯を大きくするより次回の変更点を決めましょう。

薄いときは元の濃さ、苦いときはコーヒー比率、香りが合わないときは材料を1つずつ見直す
味の調整の入口を示す生成図解。苦味が気になる場合は、麦茶とコーヒーをそれぞれ単体でも確認します。

全体が薄い:まず元の飲み物と氷を確認する

麦茶もコーヒーも単体で薄いなら、混ぜても輪郭が出にくいことがあります。最初に材料を味見していたか、商品の指定より多い水で作っていなかったかを確認してください。量の比率が正しくても、抽出した液の濃さが違えば、記事の例から想像する味とずれることがあります。

作った直後はよいのに時間がたつと薄くなるなら、氷による変化を考えます。次回は材料を先に冷やし、同じ条件の氷で比較してください。氷が原因なのにコーヒーだけを濃くすると、飲み始めだけ苦すぎるなど、別の不満が生まれることがあります。

麦茶の味は十分で、コーヒーの印象だけが弱いなら、次回は全量をそろえてコーヒー側の比率を少し増やします。140ml・60mlから120ml・80mlに変えるなど、何を増減したかが分かる形にしましょう。「濃くする」を抽出と配合の両方で一度に行わないことが、原因を追うコツです。

苦い:単体のコーヒーが苦いのか、混ぜたときに気になるのか

コーヒー単体でも苦味が強いと感じる場合は、その材料を多く使うほど好みに合わなくなる可能性があります。次の1杯ではコーヒーの比率を下げるか、ふだん飲みやすいコーヒーへ替えてみます。砂糖を足せば苦味を感じにくくなることはあっても、元の抽出条件やカフェイン量が変わるわけではありません。

麦茶単体の苦味が気になる場合は、コーヒーだけを変えても原因が残ります。麦茶を長く煮出したり、表示以上に長時間パックを浸したりしていなかったかを確認します。商品指定の方法に戻して比べると、配合のせいなのか抽出のせいなのかを分けやすくなります。

ミルクを加える調整も選択肢ですが、その時点で別の風味の飲み物になります。ブラックの麦茶コーヒーが好みでないのに、何度も比率だけを動かす必要はありません。ミルク入りを目的に全量と配合を決め直したほうが、狙う味を明確にできます。

香りが合わない:材料を一つずつ入れ替える

麦茶とコーヒーの香りをそれぞれ好ましく感じても、合わせると違和感が出ることがあります。酸味の印象が強いコーヒーと麦茶の焙煎香が自分の好みに合わない、香り付きの麦茶にさらにコーヒーの香りが重なる、など組み合わせの問題として考えてみてください。

この場合、まず同じ麦茶のままコーヒーを替える、または同じコーヒーのまま麦茶を替える方法をとります。同時に両方を交換すると、どちらの変更が役立ったか分かりません。次回の材料を買う前に、手元にある別の商品で少量を試せるか検討すると無駄を減らせます。

シロップやスパイスで香りを増やすのは、二つの相性を調べる作業とは別のアレンジです。香りが合わない原因を知りたいなら、まず追加材料を減らし、二つだけの状態に戻します。おいしく感じる組み合わせが見つからなければ、麦茶とコーヒーを別々に楽しむという結論でもかまいません。

粉が残る・ざらつく:抽出用の粉とインスタントを区別する

インスタントの溶け残りは、商品が冷水に対応するか、混ぜる前に十分溶かしたかを確認します。一方、ドリップ用のコーヒー粉は、お湯に入れるとすべて溶けるインスタントではありません。粉をそのまま麦茶に混ぜず、適した器具で抽出して粉を分けた液体を使います。

ティーバッグが破れて麦茶の原料が出た場合も、予定していた液体だけの配合とは状態が変わります。無理にかき混ぜて解消しようとせず、新しく適切に抽出した材料を使うほうが確実です。粉っぽさを比率の問題として扱うと、麦茶やミルクを追加しても根本的には解決しません。

余った麦茶・コーヒーはどうする?混ぜるのは飲む分だけ

1杯に使う量は小さいため、麦茶を1L作ったりコーヒーを通常の1杯分淹れたりすると、材料が残ります。使い切るために最初からすべて混ぜる必要はありません。別々に保管しておけば、次に同じ配合を作ることも、各飲み物を単体で飲むこともできます。混ぜた完成品の保存期間を長く見込むより、飲む直前に必要量だけ合わせる方法を基本にしましょう。

清潔な容器に分け、商品の保存条件を優先する

抽出した飲み物や開栓した商品は、清潔なふた付き容器で、メーカーが指定する保存方法に従って扱います。伊藤園も、抽出後の飲料を清潔に扱い、冷蔵する場合などの飲み切り目安を案内しています。ただし、麦茶とコーヒーを混ぜ、さらにミルクを加えた自家製ドリンクに同じ目安をそのまま適用できるわけではありません。伊藤園の抽出後の飲料の保存についてを確認してください。

容器には何を入れたか、いつ抽出または開栓したかが分かるようにしておくと、古い材料を使う取り違えを防ぎやすくなります。新しく作った飲み物を古い残りへ継ぎ足して、いつから保存しているか分からなくしないようにしてください。見た目が同じ茶色でも、麦茶とコーヒーでは飲む目的やカフェインの扱いも異なります。

飲み残しを元の容器へ戻さない

一度口をつけたグラスの飲み残しを、麦茶やコーヒーの保存容器に戻すことは避けます。味の調整用に使ったスプーンも、口をつけた後は材料のボトルやポットへ入れないようにしましょう。複数人分を作る場合は、取り分け用の器具と飲用の器具を分けると管理しやすくなります。

牛乳入りの飲み残しを長く室温に置くことや、翌日のために何度も出し入れする扱いも避けます。冷蔵庫に入れたからいつまでも安全、温め直せば大丈夫、という意味ではありません。保存状態に不安があるものは、香りや味を調整して飲み切ろうとせず、使用しない判断を優先してください。

持ち歩くなら「作り置きレシピ」と考えない

麦茶コーヒーをボトルで持ち歩くときは、容器がコーヒーや乳飲料などに対応しているかを確認します。ミルク入りを入れられない容器もあるため、何でも同じボトルでよいとは限りません。容器の洗浄方法、使用できる飲料、温度の案内を先に見てください。

外気温、飲み口への接触、材料の状態によって扱いは変わるため、この記事では混合ドリンクに一律の保存日数や持ち歩き可能時間を設定しません。まず自宅で飲む分だけ作り、好みに合う配合を決めることをおすすめします。携帯する場合も、商品の表示と容器の説明に従い、適切に温度管理して早めに飲み切る考え方が必要です。

麦茶コーヒーでよくある疑問

麦茶でコーヒー粉をドリップしても同じですか?

同じ方法ではありません。この記事は、別々に抽出した飲料を混ぜるレシピです。水の代わりに麦茶を使ってコーヒーを抽出すると、抽出の条件から変わるため、完成した液体を7:3で混ぜる例とは比較できなくなります。特に電気式のコーヒーメーカーは、水以外をタンクへ入れてよいと推測せず、取扱説明書に従ってください。

計量カップがなければ作れませんか?

比率のおおまかな好みを探すだけなら、同じ小さな容器を同じ位置まで満たし、麦茶7杯とコーヒー3杯という量り方もできます。ただし、それが200mlになるとは限りません。飲む容器に収まる量にし、目盛り付きのカップが使えるときに全量を確認してください。普通の食事用スプーンは製品で大きさが違うので、15mlの計量用大さじと同じものとして扱わないようにします。

麦茶の代わりに、はと麦茶やブレンド茶を使えますか?

別の飲み物を使ったアレンジとして試すことはできますが、この記事の麦茶と同じ風味や成分になるとは限りません。はと麦と大麦は異なり、ブレンド茶には複数の原料が使われることもあります。特にカフェインを避ける目的なら、茶葉やコーヒーが配合されていないかを原材料と表示で確かめてから選びましょう。

麦茶を増やせば、コーヒーが苦手でも必ず飲めますか?

必ず飲みやすくなるとはいえません。コーヒーの量を減らせば、その風味の比重を小さくする方向には動かせますが、混ぜた香りそのものが好みに合わない場合もあります。最初は100mlの試作を一つだけ作り、飲み切れるか確認してください。苦手な材料を使うことが目的にならないよう、麦茶だけという選択肢も残しておきましょう。

1杯分のカフェインは何mgですか?

使うコーヒーの成分値と抽出条件が分からなければ、正確な値は出せません。一般的なコーヒーの参考値を、どの商品にも同じように当てはめて計算するのは避けてください。商品に飲用状態の100ml当たりの値が示されていれば、その条件と使う量を対応させて考えられますが、家庭で濃さを変えたものや濃縮液では条件の確認が必要です。

ミルクを入れて薄い色になれば、コーヒーも少なくなりますか?

見た目の色が淡くなることと、使ったコーヒーの量が減ることは別です。コーヒー50mlを使った後で牛乳を追加しても、その50mlがなくなるわけではありません。コーヒー由来の成分を少なくする目的なら、完成後の色ではなく、最初に量るコーヒーの量と種類を見て配合を決めます。

家族の分もまとめて作るときはどう量ればよいですか?

基本の200mlを2杯分作るなら、麦茶280mlとコーヒー120mlで液体合計400mlです。全体をよく混ぜてから2杯へ分けます。ただし、二人が同じ配合を望むとは限らず、カフェインを避ける人がいるなら同じ混合液を分けないでください。初回は材料を別々に置き、それぞれのカップで必要な分だけ合わせるほうが好みに対応しやすいでしょう。

余ったコーヒーを使うためのレシピですか?

適切に用意・保存したコーヒーを取り分けて使うことはできますが、品質が落ちたものや保存条件が不明なものを飲めるように戻すレシピではありません。いつ淹れたか分からないコーヒー、長時間室温に置いた飲み残しなどを麦茶で割って使うことは避けましょう。材料の状態を整えることが、配合の工夫より先です。

まずは200ml。配合と元の濃さを分けて調整しよう

麦茶コーヒーを作るなら、抽出済みの麦茶140mlと、通常の飲用濃度のコーヒー60mlを別々に量るところから始めてみてください。アイスは両方を冷やしてから混ぜ、ホットは温かい材料を耐熱カップで合わせます。最初に氷や甘味料を入れず、二つだけの味を確認すると、次に動かす条件が見つけやすくなります。

飲んだ後は、材料名、量、温度、氷の有無、次に変えたい点を短く残しておきましょう。たとえば「同じ材料で、次は麦茶120ml・コーヒー80mlにする」と決めれば、次の1杯で比率の違いを確かめられます。材料の抽出と比率を同時に変えず、一つずつ調整することが、好みの配合への近道です。

カフェインを含まない飲み物が目的なら、通常のコーヒー入りではなく、表示を確認した麦茶単体などを選びます。麦茶を加えて味を軽くすることと、コーヒーに含まれるカフェインの総量を減らすことは分けて考えてください。自分の目的に合う材料を使い、飲む分だけ合わせて楽しみましょう。

参考にした公式情報

商品・メーカー情報の確認日:2026年9月25日。本文中の配合は家庭向けの提案例で、メーカー公式レシピや試飲結果ではありません。記事内の画像は内容を説明するための生成イメージ・図解であり、実際の試作写真や公式商品写真ではありません。

  • はくばく:温かい麦茶のアレンジ
  • 伊藤園:香り薫るむぎ茶54袋の商品情報、麦茶の作り方、抽出後の飲料の保存案内
  • UCC:カフェインレスについて、インスタントコーヒーの溶かし方
  • ルピシア:オルヅォの商品説明
  • 農林水産省:カフェインに関する情報

各資料へのリンクは、対応する説明箇所に記載しています。商品の配合・表示・取り扱いが変わる場合は、手元の商品の最新表示を優先してください。