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ディカフェ(デカフェ)とは、もともとカフェインを含むコーヒーからカフェインを除いたものを指す言い方です。日本の商品表示では「カフェインレスコーヒー」がよく使われますが、カフェインが完全に0mgという意味ではありません。
この記事は、名称・表示基準・主な製法を理解する入口です。1日の杯数はデカフェは1日何杯までか、ノンカフェイン飲料との区別はノンカフェインコーヒーの選び方をご覧ください。

ディカフェ・デカフェ・カフェインレスの違い
| 言葉 | この記事での意味 | 確認する点 |
|---|---|---|
| ディカフェ/デカフェ | 英語decaffeinated由来の呼び方。カフェイン除去処理をしたコーヒー | 商品表示、残存量または除去率 |
| カフェインレスコーヒー | 日本の商品で使われる表示 | 下記の公正競争規約と対象商品 |
| ノンカフェイン飲料 | 麦やたんぽぽ等、もともとカフェインを含まない原料を使う飲料を指すことが多い | コーヒー豆製品か、代用飲料か |
日本の「カフェインレスコーヒー」と90%除去
全日本コーヒー公正取引協議会の「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約施行規則」第3条(4)イは、カフェインを90%以上除去したコーヒーについて「カフェインレスコーヒー」「デカフェネイテッドコーヒー」等と表示すると定めています。
協議会の2024年3月資料は、この規定がコーヒー生豆からカフェインを90%以上除去したものを想定し、焙煎豆から除去することは想定していないと説明しています。規約名のとおり、対象はレギュラーコーヒーとインスタントコーヒーの表示です。麦・たんぽぽ飲料や、コーヒー入り清涼飲料水など、すべての飲料へ同じ条件をそのまま一般化できません。
出典:全日本コーヒー公正取引協議会「公正競争規約・施行規則」、同協議会 2024年3月資料(2026年10月12日確認)
カフェインはどの段階で除かれる?
国内の表示ルールが想定するカフェインレスコーヒーは、焙煎前の生豆からカフェインを除去し、その後に焙煎・粉砕して製品になります。水を利用する方法、二酸化炭素を利用する方法、有機溶媒を利用する方法などがあります。具体的な工程や溶媒の扱いは製法ごとに異なります。
「水を使うから必ずおいしい」「溶媒法だから危険」といった優劣や安全性は、方式名だけでは決められません。製法の詳しい例はスイスウォーター製法の記事で扱っています。
参考:全日本コーヒー協会「カフェインレスコーヒーを知る」(2026年10月12日確認)

表示を読む順序
| 確認する欄 | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| 名称・品名 | レギュラーコーヒー、インスタント、飲料などの商品区分 | 1杯の残存カフェイン量 |
| 「90%除去」「97%カット」等 | 基準となる豆等から除いた割合 | 抽出後1杯のmg |
| mg/1杯、mg/100mL等 | 単位をそろえれば摂取量を計算できる | 作り方を変えた場合の正確な量 |
| 原材料・アレルゲン | コーヒー以外の原料や添加物 | 体質への適合の保証 |
味は「デカフェだから」で一律に決まらない
豆の産地、焙煎度、鮮度、粉量、挽き目、抽出条件によって味は変わります。カフェインレスを苦味が少ない、刺激が少ないと一律に説明することはできません。メーカーが示す味の特徴は、その商品についての説明として読みます。
就寝前・妊娠中・授乳中に選ぶ場合
デカフェは通常品よりカフェインを減らした選択肢ですが、残存する場合があります。EFSAは健康な一般成人について、就寝近くの100mgでも一部の人の睡眠に影響し得ると説明し、妊娠中・授乳中については全摂取源から1日200mgまでを安全性評価の目安としています。これは「デカフェなら就寝前に必ず影響しない」「妊娠中に何杯でもよい」という意味ではありません。
表示量、飲む時刻、ほかのカフェイン源、個別の医療上の指示を確認します。詳しくは寝る前のデカフェへ。
出典:EFSA「Caffeine」(2026年10月12日確認)
抽出条件をそろえて比べる道具
通常品とデカフェを飲み比べるなら、粉と湯の重量、抽出時間をそろえると条件を比較しやすくなります。スケールでカフェイン量そのものは測れません。
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粉と注ぐ湯の重量、抽出時間をそろえるための器具です。カフェイン量を測定する器具ではありません。計量範囲は2〜2,000gで、2〜200gでは0.1g単位表示です。
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よくある質問
デカフェはカフェイン0mgですか?
いいえ。カフェインを除去したコーヒーであり、残存する場合があります。除去率と飲料1杯のmgは別の情報です。
カフェインレスとディカフェは別物ですか?
日常では同じ商品群を指すことが多い言葉です。購入時は名称だけでなく、品名、除去率、1杯当たりの表示を確認します。
水を使う製法が最も安全ですか?
製法名だけで安全性や味の優劣は判断できません。各方式の工程、製造基準、商品情報を確認してください。
まとめ
ディカフェ/デカフェは、もともとカフェインを含むコーヒーからカフェインを除いたものです。国内のコーヒー表示では、生豆から90%以上除去したものをカフェインレスコーヒー等と表示する規則がありますが、これはすべての飲料に同じように適用する定義ではありません。商品区分・除去率・1杯のmgを分けて読み、用途に合うものを選びましょう。
