カリタのウェーブ型ドリッパーで、メーカーが適合を案内しているのは、サイズに合う専用ウェーブフィルターです。155にはKWF-155、185にはKWF-185を選びます。形が似た他社製品、台形・円すい形のペーパー、キッチンペーパーを「互換品」と確認できる公式情報は、今回の調査では見つかりませんでした。
代用品を無理に折る・切る・押し込む方法は勧めません。正規品がないときは、サイズに合う専用フィルターを用意するか、手元にある別の抽出器具を、その器具に適合するフィルターや方法で使うのが確実です。
最初にドリッパーのサイズを確認する
購入前に、ドリッパー本体や箱の商品名から「155」か「185」かを確認します。カリタ公式の商品ページでは、KWF-155はウェーブ型ドリッパー155専用、KWF-185はウェーブ型ドリッパー185専用と案内されています。人数表記だけで判断せず、型番を合わせてください。
| フィルター | 公式の適合案内 | 商品コード・JAN | 確認時の注意 |
|---|---|---|---|
| KWF-155(50P) | ウェーブ型ドリッパー155(1~2人用)専用 | 商品コード22227 JAN 4901369 222118 | ドリッパー側が155かを確認。185用とは取り違えない |
| KWF-185(50P) | ウェーブ型ドリッパー185(2~4人用)専用 | 商品コード22228 JAN 4901369 222101 | ドリッパー側が185かを確認。155用とは取り違えない |
「1~2人用」「2~4人用」はメーカーの商品区分です。実際に抽出できる量は、ドリッパー、粉量、サーバー容量、レシピでも変わります。人数の表示だけを見て異なるサイズを選ばないでください。

代用候補を「確認済み・未確認・非推奨」に分ける
見た目が入ることと、メーカーが適合を確認していることは別です。底面径、高さ、ひだの形、紙の厚さ、接着や圧着の仕様が違えば、ドリッパーへの収まりや湯の抜け方も変わります。抽出できたという個人の例だけで、互換性や安全性を一般化できません。
| 候補 | 今回確認できた根拠 | 扱い | 理由・制限 |
|---|---|---|---|
| KWF-155を155ドリッパーに使用 | カリタ公式商品ページ | メーカー適合確認済み | 型番を一致させる |
| KWF-185を185ドリッパーに使用 | カリタ公式商品ページ | メーカー適合確認済み | 型番を一致させる |
| 他社のウェーブ形状フィルター | カリタ公式の互換案内を確認できず | 適合未確認 | 外観が似ていても寸法・紙質・加工が同じとは限らない |
| カリタの台形フィルター101・102など | 公式FAQは形状ごとの専用品を案内 | 代用を勧めない | ウェーブ型ドリッパー用ではない |
| 円すい形フィルター | 公式FAQは形状が異なるドリッパーへの使用不可を案内 | 代用を勧めない | 平底のウェーブ形状と構造が異なる |
| キッチンペーパー・食品用でない紙 | コーヒーフィルターとしての適合・抽出用途を確認できず | 使用しない | 耐熱、強度、成分、接着・印刷などを確認できない |
なぜ形の違う紙を折って代用しないのか
カリタのウェーブシリーズは、フィルター側面の20個のウェーブ、底が平らなウェーブゾーン、ドリッパー側の三つ穴を組み合わせた構造です。専用フィルターは、単に紙を容器へ入れるための袋ではありません。
台形や円すい形の紙を折って押し込むと、底が浮く、側面へ密着する、ひだがつぶれる、継ぎ目に負荷がかかるなど、元の設計と異なる状態になります。湯が一か所に滞留したり、紙が破れたりする可能性を、家庭での見た目だけでは評価できません。
紙を切る、ホチキスや接着剤で留める、二枚重ねにする、といった加工も勧めません。食品と熱湯に使うことを想定した完成品の仕様から外れ、金属や接着成分、強度、湯の流れを確認できないためです。
正規品がないときの現実的な選択肢
抽出を延期して適合品を用意する
同じ味や手順を再現したいなら、KWF-155またはKWF-185を用意するのが最も確実です。購入時は商品名だけでなく、パッケージの型番、枚数、販売者、JANコードを確認します。155と185は別商品です。
別の抽出器具を、その器具の手順で使う
台形ドリッパーと適合する台形フィルター、円すいドリッパーと適合する円すいフィルターが手元にあるなら、ウェーブドリッパーへ紙だけを流用せず、そのドリッパーごと使います。フレンチプレスなど紙を使わない抽出器具がある場合も、その製品の説明書に従ってください。
購入前にメーカーへ確認する
古い製品、型番が読めない製品、セット品で判断できない場合は、ドリッパーの写真、刻印、底面、購入時期を整理してカリタへ問い合わせます。販売店の商品説明だけで適合が不明なときも、無理に注文せず、メーカー品番で確認してください。

購入時に見る項目
- ドリッパーの型番:155か185かを本体・箱・購入履歴で確認する。
- フィルターの型番:KWF-155またはKWF-185を一致させる。
- 商品コード・JAN:販売ページのタイトルだけでなく、表示された番号も照合する。
- 枚数:50Pなどの入数を確認し、価格比較では同じ枚数にそろえる。
- 販売者・パッケージ:旧包装や並行流通品がある場合は、型番と表示を優先する。
価格は販売時期、送料、数量で変わるため、この記事では最安値を断定しません。大容量を買う場合は、保管場所と使い切れる枚数も確認してください。フィルターの保管についてはコーヒーフィルターの保管方法も参考になります。
フィルターが破れた・形が崩れた場合
破れ、圧着部の開き、強い変形、異臭、濡れや汚れがあるフィルターは使いません。抽出中に破れた場合は、粉が落ちていないように見えても、その抽出を中止して器具を洗い、原因を確認します。詳しい確認点はコーヒーフィルターが破れる原因で整理しています。
保管時は、ひだを押しつぶさず、湿気やにおい移りを避けます。別容器へ無理に詰め込むと形が崩れるため、購入時の袋や形を保てる容器を使います。
よくある質問
KWF-155を185ドリッパーに使えますか?
メーカーは155用と185用を別の専用品として案内しています。人数が少ないから155用を185へ入れる、という選び方はせず、ドリッパーと同じサイズを使ってください。
他社のウェーブ形状なら使えますか?
今回確認したカリタ公式情報には、他社品の互換案内はありませんでした。形が似ているだけでは寸法・紙質・加工の一致を確認できないため、互換品とは断定できません。
円すいフィルターを折れば使えますか?
勧めません。公式FAQはウェーブ型ドリッパーに専用ウェーブフィルターを使うよう案内し、形状が異なる円すい型などへの流用を認めていません。
キッチンペーパーは一時的なら大丈夫ですか?
コーヒーフィルターとしての耐熱性、強度、成分、加工を確認できないため勧めません。専用品を用意するか、別の適合する抽出器具を使ってください。
参照した公式情報
- カリタ:KWF-155(50P)(確認日:2026年10月10日)
- カリタ:KWF-185(50P)(確認日:2026年10月10日)
- カリタ:よくあるご質問(ドリッパー&ロシ)(確認日:2026年10月10日)
- カリタ:コーヒーロシ製品一覧(確認日:2026年10月10日)
- カリタ:ウェーブシリーズ(確認日:2026年10月10日)
まとめ
ウェーブ型ドリッパー155にはKWF-155、185にはKWF-185を合わせます。メーカーが適合を案内していない他社品や形状の異なる紙を、見た目だけで互換品と判断しません。
正規品がないときは、紙を切る・折る・留めるのではなく、適合品を用意するか、別の抽出器具をその器具の説明に従って使います。これが、抽出の再現性と安全上の不確実さを増やさない選択です。
