デロンギの全自動コーヒーマシンには、ボタンを押すだけで好みのラテを作れる「マイラテ」メニューを搭載した機種があります。ミルクコンテナへ入れた分のミルクを使うため、ミルク感の強いラテからコーヒーの風味をしっかり感じるラテまで、自分に合ったバランスを試しやすいのが特徴です。
ただし、マイラテはすべてのデロンギ製品に搭載されているわけではありません。また、名前が似ている「My LatteArt(マイラテアート)」は、手動でフォームミルクを作るための別の機能です。
この記事では、デロンギのマイラテの仕組み、対応機種の確認方法、基本的な使い方、ミルク量やコーヒー量の調整、お手入れやトラブル対処まで解説します。ボタンの位置や設定手順は型番によって異なる場合があるため、実際の操作では手元の取扱説明書も確認してください。
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デロンギのマイラテとは?
好みのミルク量でラテを作れるメニュー
マイラテは、ミルクコンテナに入れたミルクを使ってラテを作るメニューです。飲みたい分を自分でコンテナへ入れることで、ラテの量やミルク感を調整できます。少なめならコーヒーを感じやすく、多めならまろやかな飲み口になります。
ミルクコンテナに入れた分だけ使用する仕組み
デロンギの公式案内では、マイラテはコンテナへ入れた量のミルクがすべて抽出される仕組みです。多めに入れて途中で止めるのではなく、一杯で使う量だけを計量します。最初は少量から試すと、カップからあふれにくくなります。
ラテクレマとの関係
マイラテでは、デロンギ独自の自動ミルク泡立て技術「ラテクレマ」を利用します。コーヒー抽出からミルク注入まで自動で行えます。ただし、ラテクレマ搭載機でも利用できるメニューは異なるため、製品仕様を確認しましょう。

マイラテとカフェラテの違い
プリセットメニューとの違い
一般的なカフェラテメニューは、機種に登録された基準量に沿って抽出します。マイラテは、コンテナへ入れるミルク量を利用者が決められる点が違います。いつも同じ量ならプリセット、その都度変えたいならマイラテと使い分けられます。
ミルクとコーヒーの比率を変えやすい
マイラテでは、コンテナへ入れる段階でミルク量を調整できるため、コーヒー感の強い一杯からミルキーな一杯まで試せます。対応機種ではコーヒー量のみ定量設定でき、ミルク量は実際に入れた量で決まります。
好みやカップに合わせて調整できる
小さなカップへ少量作る日も、大きなマグで楽しむ日も、カップ容量に合わせてミルク量を変えられます。泡やトッピングの分を考え、カップの縁まで余裕を残してください。

マイラテとマイラテアートの違い
マイラテは全自動マシンのメニュー
マイラテは、マグニフィカ イーヴォなど一部の全自動コーヒーマシンに搭載されたドリンクメニューです。豆の粉砕から抽出、ミルク注入までマシンが自動で行います。
My LatteArtはミルクフロッサーの機能
My LatteArtは、ラ・スペシャリスタやデディカ アルテなどのミルクフロッサーに関する名称です。利用者がスチームを操作してフォームミルクを作るため、全自動のマイラテとは対象製品も操作も異なります。
名前が似ているため機種を確認する
検索結果にはマイラテとMy LatteArtの情報が混在することがあります。説明書や部品を探すときは、本体ラベルや保証書に記載された型番を検索語へ加えましょう。

マイラテを搭載している機種
マグニフィカ イーヴォの対応モデル
マイラテはマグニフィカ イーヴォの一部モデルに搭載されています。デロンギ公式FAQでは、ECAM29064B・XB、ECAM29081TB・XTBなどが関連機種として案内されています。シリーズ名だけでなく型番を確認してください。
型番によってメニュー数が異なる
同じマグニフィカ イーヴォでも、ワンタッチメニューの数やアイコンが異なるモデルがあります。外観が似ていても使えるドリンクが同じとは限りません。
購入前に公式仕様を確認する
購入時は型番、搭載メニュー、ミルクコンテナの有無を確認します。中古品では付属品が欠けている場合もあるため、吸入チューブやふたも確認し、購入時点の公式製品情報を参照しましょう。
ほかの方式も含めて比較したい場合は、コーヒーメーカーのおすすめ比較で違いを確認できます。
全自動タイプ全般の仕組みや選び方は、全自動コーヒーメーカーの基礎解説も参考にしてください。

マイラテで用意するもの
好みのコーヒー豆
ラテではミルクが加わるため、コーヒーが弱く感じる場合はコクのある豆や深めの焙煎を試せます。使用に注意が必要な豆もあるため、取扱説明書の条件を確認してください。
冷たい牛乳
清潔でよく冷えた牛乳を用意します。種類、温度、成分によって泡立ち方や口当たりが変わります。初めてなら成分無調整牛乳で仕上がりを確認すると比較しやすくなります。
容量に合ったカップ
ミルク泡はかさが増すため、完成量より余裕のあるカップを選びます。抽出口の下へ入る高さかも確認し、カップ受けを変更できる場合は説明書に沿って調整します。

デロンギ・マイラテの基本的な使い方
水・豆・ミルクを準備する
水タンクと豆ホッパーを確認し、作りたい量のミルクをコンテナへ入れます。上限線を超えず、ふたや吸入チューブが正しく取り付けられているか確認してください。
ミルクコンテナを本体へ取り付ける
ミルクコンテナを所定の接続部へ確実に差し込みます。正しく装着されていないと、ミルクが出なかったりメニューランプが点灯しなかったりします。無理に押し込まず、向きを確認しましょう。
マイラテアイコンを押して抽出する
カップを置き、必要に応じて濃さを選んでマイラテアイコンを押します。抽出中はカップやコンテナを動かさず待ちます。表示や抽出順序は型番によって異なるため、初回は説明書を見ながら操作してください。

マイラテのミルク量を調整する方法
飲みたい量だけコンテナへ入れる
マイラテのミルク量は本体設定ではなく、コンテナへ入れる量で決まります。同じ仕上がりを再現したい場合は、計量カップやキッチンスケールを使って記録すると便利です。
少量から試して好みを探す
初めから大量に入れると、カップからあふれたりコーヒーが弱く感じられたりします。少量から始め、次の一杯で少しずつ増やしましょう。ミルク量、コーヒー量、濃さをメモすると好みを探しやすくなります。
コンテナの上限量を超えない
上限を超えると取り付け時にこぼれたり、正常に泡立てられなかったりする可能性があります。別機種の容器を見た目だけで流用せず、型番に対応するコンテナを使用してください。

マイラテのコーヒー量を設定する方法
コーヒーの抽出量を変更する
対応機種では、マイラテのコーヒー抽出量を登録できます。公式FAQでは、マイラテの場合はミルク量ではなく、コーヒー量のみ設定できると案内されています。ミルクを含めた完成量を想定しましょう。
設定操作は型番ごとに確認する
一般に対象アイコンを長押しして設定へ入り、希望量で同じアイコンを押して登録しますが、ランプ表示や手順は型番によって異なります。所有機種の取扱説明書や公式の定量設定案内を確認してください。
定量設定をリセットする方法
登録量が多すぎる場合などは、プログラムリセットで出荷時へ戻せる機種があります。ほかの設定も初期化される可能性があるため、対象範囲を説明書で確認してから実行します。

コーヒーの濃さを調整する方法
豆量設定を変更する
ミルクを増やして味が薄く感じる場合は、濃さを一段階上げて試します。最大にすれば必ずおいしいわけではなく、苦味が強い場合は一段階戻しましょう。
ミルク量とのバランスを考える
同じ濃さでも、ミルク量が増えるほどコーヒーの風味は穏やかになります。まずミルク量、次に濃さ、最後にコーヒー量というように一項目ずつ変えると、違いを判断しやすくなります。
豆の種類や焙煎度で調整する
浅煎り、中煎り、深煎りでは同じ設定でも味が変わります。豆を変えた直後は少量ずつ試してください。挽き目を調整するときは、グラインダー作動中に操作するなど、機種別の手順を守りましょう。

おいしいマイラテを作るミルク選び
成分無調整牛乳を基本に試す
きめ細かな泡とコクを楽しみたい場合は、新鮮でよく冷えた成分無調整牛乳から試すと比較しやすくなります。一度温めた牛乳の再利用は避け、使用直前まで冷蔵庫で保管します。
低脂肪乳を使う場合
低脂肪乳は軽い飲み口になりやすい一方、泡の質感やコクが異なる場合があります。物足りなければコーヒーの濃さやミルク量を調整し、使用条件は説明書で確認してください。
植物性ミルクを使う場合の注意点
豆乳、オーツミルク、アーモンドミルクは商品ごとに成分が異なり、泡立ちにも差が出ます。最初は少量で試し、使用後はチューブやコンテナに成分が残らないよう早めに洗浄しましょう。

マイラテに適したコーヒー豆
深煎りはミルクに負けにくい
深煎りは苦味やコクを感じやすく、ミルクを多く使ってもコーヒーらしさを残しやすい傾向があります。ただし濃さ設定を上げすぎると苦くなるため、標準から調整します。
中煎りは香りとのバランスを楽しめる
中煎りは苦味だけでなく酸味や香りも感じやすく、ミルクとのバランスを取りやすい選択肢です。ミルクを少なめにすると豆の個性を感じやすくなります。
豆や挽き目を変えた後は調整する
豆の産地や焙煎度を変えると流れ方や味が変わります。以前の設定に固定せず、濃さ、コーヒー量、ミルク量を順番に見直してください。
細かな調整は、エスプレッソ挽きの調整方法も参考になります。

マイラテのおすすめ比率
コーヒー感を強くしたい場合
ミルクを少なめにし、必要に応じて濃さを一段階上げます。コーヒー量の定量設定も調整できますが、一度に複数条件を変えず、違いを確認しながら試しましょう。
ミルク感を強くしたい場合
ミルクを少しずつ増やすと、まろやかなラテになります。増やしすぎるとコーヒーの香りが弱くなったり、カップからあふれたりするため、容量を確認してください。
カップ容量から逆算する方法
コーヒー、ミルク、泡、トッピングの合計が収まるように考えます。カップの縁まで満たさず余裕を持たせ、気に入った量を記録すると再現しやすくなります。

マイラテをアイスで楽しむ方法
耐熱グラスに氷を入れる
アイス風にアレンジする場合は、急な温度変化に対応できる耐熱グラスを使用します。普通のガラスへ熱いコーヒーを直接抽出すると破損するおそれがあるため、耐熱表示を確認してください。
氷で薄まることを考えて濃さを調整する
氷が溶けると味が薄くなるため、コーヒーを濃く感じられる設定から試せます。大きめの氷を使うと溶けにくく、グラスへミルクとコーヒーが入る余裕も残しましょう。
対応メニューと取扱説明書を確認する
マイラテは基本的にラテクレマ ホットを使うメニューです。コールド専用機能を搭載した上位機種とは仕上がりが異なります。本体にアイスメニューがある場合は、その機能を優先します。

マイラテをアレンジする方法
シロップで甘さや香りを加える
バニラやキャラメルなどのシロップは、ミルクコンテナではなくカップへ入れます。コンテナへ牛乳以外を入れると、経路の詰まりや洗浄不足につながる可能性があります。
ココアやシナモンをトッピングする
完成後にココアやシナモンを少量振りかけると、香りを変えられます。パウダー類を豆ホッパーやミルクコンテナへ入れず、本体内部へ飛ばないよう注意してください。
デカフェ豆で夜向けに作る
カフェインを控えたい場合はデカフェ豆を使えますが、完全にゼロとは限りません。粉投入口を使う場合は、対応量や操作を説明書で確認してください。

マイラテがぬるいと感じる原因
カップが冷えている
冷たいカップは飲み物の熱を奪います。抽出前にお湯で温め、水分を捨ててから使うと温度低下を抑えやすくなります。大きなマグや冬場は特に予熱が有効です。
ミルクが多くコーヒーとの比率が偏っている
ミルクを多く入れすぎると、完成温度や味の印象が変わることがあります。まずミルク量を少し減らして比較してください。冷たいミルクは泡立ちに必要ですが、多ければよいわけではありません。
適温の感じ方には個人差がある
ラテクレマはミルクの甘さや泡の質感を考慮した温度で抽出する仕組みです。熱さを好む人にはぬるく感じられる場合があります。非公式な方法で温度を上げず、変更可能な設定だけを説明書に従って調整します。

マイラテの泡が少ない・粗いとき
ミルクコンテナの汚れを確認する
ノズル、吸入チューブ、接続部、空気の通り道にミルク汚れが残ると泡立ちが悪くなることがあります。取り外せる部品を説明書に沿って分解し、見えにくい通路まで洗浄してください。
洗浄用品を選ぶ際は、コーヒーメーカー用洗浄剤の選び方も確認してください。
ミルクの種類と温度を見直す
新鮮でよく冷えた成分無調整牛乳で比較すると、機械側の問題かミルクによる違いかを切り分けやすくなります。常温に近い牛乳や一度温めた牛乳は避けましょう。
接続部や吸入チューブを点検する
吸入チューブが正しく差し込まれているか、Oリングや部品に破損がないかを確認します。変形や紛失がある場合は無理に使わず、型番対応の正規部品を確認してください。

マイラテが出ない・途中で止まるとき
ミルク量とコンテナの取り付けを確認する
ミルクが少なすぎるとセンサーが検知できない場合があります。公式FAQではECAM29064B・ECAM29081TBについて、45mL未満では抽出できない旨が案内されています。コンテナも正しい向きで確実に装着します。
水タンクやコーヒー豆を確認する
水不足、豆不足、カス受けがいっぱいなどの理由でも抽出が止まります。本体表示を確認して補充や処理を行い、タンクやカス受けを所定位置まで戻してください。
警告ランプと取扱説明書を確認する
点灯や点滅の意味は型番や組み合わせで異なります。表示一覧と照合し、案内された対処をしても改善しなければ、電源を何度も抜き差しせず公式サポートへ相談します。

マイラテ使用後のお手入れ
ミルク経路の洗浄操作を行う
抽出後はノズルの下へ空の容器を置き、機種の簡易洗浄を行います。熱湯が出るためノズルの下へ手を入れないでください。抽出後と冷蔵庫へ保管する前に毎回行いましょう。
ミルクコンテナを分解して洗う
一日の終わりには、ふた、吸入チューブ、ノズル、接続部を分解し、空気の通り道まで洗います。研磨剤入りスポンジや金属製ブラシを避け、型番別の公式手順に従ってください。
残ったミルクを長時間放置しない
室温放置は衛生面の問題や臭い、詰まりの原因になります。冷蔵庫へ保管できる場合でも、一日の終わりには残った牛乳を廃棄し、コンテナを十分に洗浄します。

まとめ:デロンギのマイラテで好みの一杯を作ろう
最初は少量のミルクから試す
マイラテは、コンテナへ入れた分のミルクを使って自分好みのラテを作れるメニューです。少量から試し、カップ容量と仕上がりを見ながら増やしましょう。
コーヒー量と濃さを少しずつ調整する
ミルク量が決まったら、コーヒー量や濃さを一項目ずつ変えます。豆を替えたときも味を確認し、気に入った設定とミルク量を記録すると再現しやすくなります。
使用後の洗浄を習慣にする
おいしい泡を安定して楽しむには、ミルク経路とコンテナを清潔に保つことが欠かせません。抽出後の簡易洗浄と一日の終わりの分解洗浄を行い、操作に迷ったら型番に合う公式情報を確認してください。

