カフェ ナポレターナとは、イタリア・ナポリで親しまれてきた伝統的な直火式のコーヒー抽出器具です。水を火にかけて沸かしたあと、本体を上下に反転させ、重力でお湯をコーヒー粉に通して抽出します。

直火式という点ではモカポットと似ていますが、カフェ ナポレターナは圧力ではなく重力で抽出するのが大きな違いです。そのため、味わいは濃厚すぎず、まろやかでやさしい印象になりやすいです。クラシックな器具でゆっくりコーヒーを淹れたい人に向いた抽出方法です。

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  1. カフェ ナポレターナとは?
    1. ナポリ発祥の伝統的なコーヒー抽出器具
    2. 直火式で上下を反転させて抽出する
    3. モカポットとは違う落下式の仕組み
  2. カフェ ナポレターナの歴史
    1. ナポリの家庭文化に根づいた器具
    2. エスプレッソマシン以前の家庭コーヒー
    3. 今も愛されるクラシックな抽出方法
  3. カフェ ナポレターナの構造
    1. 水を入れる下部タンク
    2. コーヒー粉を入れるフィルター部分
    3. 抽出液を受ける上部ポット
  4. カフェ ナポレターナの仕組み
    1. 直火で水を沸かす
    2. 沸騰後に本体を反転させる
    3. 重力でお湯が粉を通って落ちる
  5. モカポットとの違い
    1. 圧力で抽出するか重力で抽出するか
    2. 味の濃さと口当たりの違い
    3. 使い方と火加減の違い
  6. カフェ ナポレターナで淹れる味わい
    1. まろやかでやさしい濃さ
    2. ペーパードリップより厚みが出やすい
    3. モカポットより穏やかな印象
  7. カフェ ナポレターナに向いている豆
    1. 中煎りから深煎りが使いやすい
    2. イタリア系のブレンドと相性がよい
    3. 浅煎りは酸味が出やすい
  8. カフェ ナポレターナに向いている挽き目
    1. 中細挽きから細挽きが目安
    2. エスプレッソ用ほど細かくしない
    3. 粗すぎると味が薄くなりやすい
  9. カフェ ナポレターナの基本レシピ
    1. 水量の目安
    2. 粉量の目安
    3. 抽出時間の目安
  10. カフェ ナポレターナの使い方
    1. 下部タンクに水を入れる
    2. フィルターに粉を入れる
    3. 沸騰したら反転させる
  11. おいしく淹れるコツ
    1. 粉を押し固めすぎない
    2. 火を強くしすぎない
    3. 反転後は落ち切るまで待つ
  12. 失敗しやすいポイント
    1. 味が薄い
    2. 苦味が強い
    3. 抽出がうまく落ちない
  13. カフェ ナポレターナのお手入れ
    1. 使用後は分解して洗う
    2. 洗剤の使いすぎに注意する
    3. しっかり乾かして保管する
  14. カフェ ナポレターナの選び方
    1. 容量で選ぶ
    2. 素材で選ぶ
    3. 持ち手や注ぎやすさを見る
  15. カフェ ナポレターナが向いている人
    1. クラシックな器具を楽しみたい人
    2. 直火式のコーヒーが好きな人
    3. モカポットよりやさしい味を求める人
  16. カフェ ナポレターナで楽しむ飲み方
    1. そのままブラックで飲む
    2. 砂糖を加えてナポリ風に楽しむ
    3. ミルクと合わせて飲む
  17. カフェ ナポレターナのまとめ
    1. ナポリらしい伝統的な抽出器具
    2. 重力で抽出するやさしい味わい
    3. 使い方を覚えると日常で楽しめる

カフェ ナポレターナとは?

ナポリ発祥の伝統的なコーヒー抽出器具

カフェ ナポレターナは、イタリア・ナポリで長く使われてきた伝統的なコーヒー抽出器具です。ナポリ式コーヒーメーカー、ナポリタンコーヒーポット、クックメラなどと呼ばれることもあります。

家庭で濃いめのコーヒーを淹れるための器具として親しまれてきました。今ではエスプレッソマシンやモカポットのほうが広く知られていますが、カフェ ナポレターナには独特のゆったりした抽出の魅力があります。

直火式で上下を反転させて抽出する

カフェ ナポレターナは、直火にかけて水を沸かし、沸騰したら本体を上下に反転させて抽出します。反転させることで、お湯がコーヒー粉を通り、抽出液が下のポットへ落ちていきます。

この「ひっくり返す」動作が、カフェ ナポレターナの大きな特徴です。見た目にも印象的で、コーヒーを淹れる時間そのものを楽しめる器具といえます。

モカポットとは違う落下式の仕組み

モカポットは、水蒸気の圧力でお湯を押し上げて抽出します。一方、カフェ ナポレターナは、反転後に重力でお湯を落として抽出します。

そのため、モカポットほど強い圧力はかからず、味わいもやや穏やかになりやすいです。濃いコーヒーは好きだけれど、モカポットの力強さが少し重く感じる人にも試しやすい抽出器具です。

ハンドドリップでコーヒーを淹れるイラスト

カフェ ナポレターナの歴史

ナポリの家庭文化に根づいた器具

カフェ ナポレターナは、ナポリの家庭文化と深く結びついたコーヒー器具です。家庭でコーヒーを淹れ、家族や来客と楽しむ時間の中で使われてきました。

ナポリではコーヒーが日常の大切な習慣として根づいています。カフェ ナポレターナは、そうした暮らしの中で、家庭らしい温かさを感じさせる道具として受け継がれてきました。

エスプレッソマシン以前の家庭コーヒー

エスプレッソマシンが普及する前、家庭で濃いめのコーヒーを淹れる方法として、カフェ ナポレターナは重要な役割を持っていました。電気を使わず、火と水と粉だけで抽出できるため、家庭で扱いやすかったのです。

モカポットが広まる以前から、直火式の抽出器具として親しまれてきた歴史があります。今では懐かしさやクラシックな魅力を楽しむ器具として、あえて選ばれることもあります。

今も愛されるクラシックな抽出方法

現代では、エスプレッソマシン、ドリップ、カプセル式などさまざまな抽出方法があります。それでもカフェ ナポレターナは、昔ながらの抽出を楽しめる器具として愛されています。

抽出に少し時間はかかりますが、その分、コーヒーを淹れる所作を楽しめます。効率よりも、ゆっくりした時間や道具の味わいを大切にしたい人に向いています。

山あいのコーヒー農園と生産者のイラスト

カフェ ナポレターナの構造

水を入れる下部タンク

カフェ ナポレターナは、いくつかのパーツで構成されています。最初に水を入れるのが下部タンクです。ここに必要な量の水を入れ、直火にかけて沸騰させます。

下部タンクは、抽出前の状態では火に当たる部分です。水量が少なすぎると抽出量が足りず、多すぎると扱いにくくなるため、器具の容量に合わせて入れることが大切です。

コーヒー粉を入れるフィルター部分

中央には、コーヒー粉を入れるフィルター部分があります。ここに挽いたコーヒー粉を入れ、パーツを組み合わせて抽出の準備をします。

粉を強く押し固める必要はありません。均一に入れて表面を軽くならす程度にすると、お湯が通りやすく、味も安定しやすくなります。

抽出液を受ける上部ポット

抽出前の状態では、上部に抽出液を受けるポット部分があります。水が沸騰したあと本体を反転させると、このポット部分が下側になり、抽出されたコーヒーを受け止めます。

抽出後は、このポットからカップへ注ぎます。注ぎ口や持ち手の形によって使いやすさが変わるため、購入時には扱いやすさも確認するとよいです。

複数のコーヒーをテイスティングするイラスト

カフェ ナポレターナの仕組み

直火で水を沸かす

カフェ ナポレターナでは、まず下部タンクに水を入れ、直火にかけて沸かします。水が十分に温まり、沸騰したところで抽出の準備が整います。

火加減が強すぎると、器具が熱くなりすぎたり、扱いにくくなったりすることがあります。中火程度でじっくり沸かすと、反転するときも落ち着いて操作しやすくなります。

沸騰後に本体を反転させる

水が沸騰したら、火を止めて本体を上下に反転させます。この動作によって、お湯がコーヒー粉のあるフィルター部分へ移動し、抽出が始まります。

反転するときは、器具全体が熱くなっているため注意が必要です。持ち手をしっかり持ち、ゆっくり安全に返しましょう。慣れるまでは、鍋つかみや布巾を使うと安心です。

重力でお湯が粉を通って落ちる

反転後は、重力によってお湯がコーヒー粉を通り、抽出液がポット部分へ落ちていきます。圧力で一気に押し出すのではなく、自然に落ちるため、味わいは穏やかになりやすいです。

抽出には少し時間がかかります。焦らず、コーヒーが落ち切るまで待つことで、カフェ ナポレターナらしいまろやかな味を楽しみやすくなります。

コーヒー市場で豆を選ぶイラスト

モカポットとの違い

圧力で抽出するか重力で抽出するか

カフェ ナポレターナとモカポットは、どちらも直火式のコーヒー器具ですが、抽出の仕組みが違います。モカポットは、水蒸気の圧力でお湯を押し上げ、コーヒー粉を通して抽出します。

一方、カフェ ナポレターナは、沸騰後に本体を反転させ、重力でお湯を落として抽出します。圧力がかからないぶん、味の出方もモカポットとは少し異なります。

味の濃さと口当たりの違い

モカポットで淹れたコーヒーは、濃厚で力強い味になりやすいです。エスプレッソに近い濃さを楽しめる一方で、苦味や重さを感じることもあります。

カフェ ナポレターナは、モカポットよりもやや穏やかで、まろやかな口当たりになりやすいです。濃いめではありますが、圧力抽出ほどの強さはなく、落ち着いた味わいを楽しめます。

使い方と火加減の違い

モカポットは、火にかけたまま圧力で抽出液が上がってくるのを待ちます。カフェ ナポレターナは、水が沸騰したら火を止め、反転させて抽出します。

そのため、カフェ ナポレターナは反転のタイミングや安全な持ち方が重要になります。火加減も強すぎる必要はなく、扱いやすい温度でゆっくり沸かすことが大切です。

焙煎士がコーヒー豆を焙煎するイラスト

カフェ ナポレターナで淹れる味わい

まろやかでやさしい濃さ

カフェ ナポレターナで淹れたコーヒーは、まろやかでやさしい濃さになりやすいです。直火式らしいしっかり感はありますが、圧力で抽出するモカポットほど強烈ではありません。

ゆっくり重力で抽出されるため、角の立ちにくい味わいになります。濃いコーヒーを少しずつ楽しみたいときに向いています。

ペーパードリップより厚みが出やすい

カフェ ナポレターナは、ペーパードリップよりも厚みのある味になりやすいです。金属フィルターを通すため、コーヒーオイルや細かな成分がカップに入りやすくなります。

そのため、口当たりには少し重みがあり、コーヒーらしいコクを感じやすいです。すっきりしたドリップとは違う、家庭的で素朴な味わいを楽しめます。

モカポットより穏やかな印象

モカポットと比べると、カフェ ナポレターナの味は穏やかです。圧力で一気に抽出するのではなく、重力でゆっくりお湯を通すため、苦味や濃さが少しやわらぎます。

濃厚さよりも、なめらかさや落ち着いた味を求める人には合いやすいです。砂糖やミルクを加えても飲みやすく、日常の一杯として楽しめます。

コーヒー豆の麻袋と商品パッケージのイラスト

カフェ ナポレターナに向いている豆

中煎りから深煎りが使いやすい

カフェ ナポレターナには、中煎りから深煎りの豆が使いやすいです。ほどよいコクや香ばしさが出やすく、直火式の抽出にも合いやすいからです。

中煎りならやわらかな甘みと香り、深煎りならしっかりした苦味とコクを楽しめます。まずは中深煎りあたりから試すと、カフェ ナポレターナらしい味をつかみやすいでしょう。

イタリア系のブレンドと相性がよい

カフェ ナポレターナは、イタリア系のブレンドとも相性がよいです。ナッツ、チョコレート、カラメルのような香ばしい風味を持つ豆は、直火式の抽出でまとまりやすくなります。

ロブスタを少し含むブレンドや、しっかり焙煎された豆を使うと、伝統的なイタリアらしい濃いめの味を楽しめることがあります。砂糖を加えて飲むスタイルにもよく合います。

浅煎りは酸味が出やすい

浅煎りの豆も使えますが、カフェ ナポレターナでは酸味が出やすく、抽出不足に感じる場合があります。重力式でゆっくり抽出されるとはいえ、豆の硬さや挽き目によって味が変わります。

浅煎りを使う場合は、挽き目を少し細かめにしたり、抽出時間をしっかり取ったりするとバランスが取りやすいです。ただし、伝統的な味を楽しむなら、中煎りから深煎りのほうが扱いやすいでしょう。

コーヒーカップを持ってカフェを歩くイラスト

カフェ ナポレターナに向いている挽き目

中細挽きから細挽きが目安

カフェ ナポレターナでは、中細挽きから細挽きが目安になります。ペーパードリップよりは細かめ、エスプレッソ用よりは粗めを意識すると使いやすいです。

重力でお湯が落ちる仕組みなので、粗すぎるとお湯が早く通りすぎ、味が薄くなりやすくなります。まずは中細挽きから試し、味を見ながら調整しましょう。

エスプレッソ用ほど細かくしない

カフェ ナポレターナは、エスプレッソマシンのような高い圧力を使いません。そのため、エスプレッソ用の極細挽きを使うと、お湯が通りにくくなることがあります。

粉が細かすぎると、抽出が詰まったり、苦味やざらつきが強くなったりします。粉を押し固めず、自然にお湯が通る粒度にすることが大切です。

粗すぎると味が薄くなりやすい

挽き目が粗すぎると、抽出液が薄くなりやすいです。お湯が粉の間を早く通り、十分な成分が出ないまま落ちてしまうためです。

味が薄い、香りはあるのにコクが弱いと感じる場合は、挽き目を少し細かくしてみましょう。粉量や抽出時間も合わせて調整すると、より安定した味になります。

コーヒー豆を丁寧に選別するイラスト

カフェ ナポレターナの基本レシピ

水量の目安

カフェ ナポレターナの水量は、器具の容量に合わせて入れるのが基本です。下部タンクに水を入れ、沸騰後に反転させることで、その水がお湯となってコーヒー粉を通ります。

水を入れすぎると反転時に扱いにくくなり、少なすぎると抽出量が足りません。まずは器具の説明書にある目安を守り、慣れてきたら好みの濃さに合わせて少しずつ調整しましょう。

粉量の目安

粉量は、フィルター部分に自然に入る量を目安にします。粉を山盛りにしたり、強く押し固めたりする必要はありません。

表面を軽くならす程度にすると、お湯が均一に通りやすくなります。濃くしたい場合は粉を少し増やすより、挽き目や抽出時間を調整するほうが安定しやすいです。

抽出時間の目安

反転後の抽出時間は、数分程度を目安にします。重力でお湯がゆっくり落ちるため、ドリップのようにすぐ終わるわけではありません。

落ち切るまで待つことで、カフェ ナポレターナらしいまろやかな味が出やすくなります。あまりにも時間がかかる場合は、粉が細かすぎるか、詰まりが起きている可能性があります。

焙煎機と焙煎されたコーヒー豆のイラスト

カフェ ナポレターナの使い方

下部タンクに水を入れる

まず、下部タンクに水を入れます。器具の容量に合わせ、入れすぎないように注意しましょう。水が少なすぎると抽出量が不足し、多すぎると反転時に扱いづらくなります。

水を入れたら、フィルター部分とポット部分を正しく組み合わせます。パーツがずれていると、抽出時に漏れたり、反転時に不安定になったりすることがあります。

フィルターに粉を入れる

フィルター部分にコーヒー粉を入れます。挽き目は中細挽きから細挽き程度を目安にし、粉は押し固めず、表面を軽くならします。

粉を強く詰めると、お湯が通りにくくなり、抽出が遅くなったり、苦味が強くなったりすることがあります。自然にお湯が落ちる余白を残しておくことが大切です。

沸騰したら反転させる

器具を直火にかけ、水が沸騰したら火を止めます。その後、本体を上下に反転させると、お湯がコーヒー粉を通ってポット部分へ落ちていきます。

反転時は器具が高温になっているため、持ち手をしっかり持ち、必要に応じて鍋つかみを使いましょう。落ち着いてゆっくり返すことが、安全に使うポイントです。

コーヒーを手に街を歩くイラスト

おいしく淹れるコツ

粉を押し固めすぎない

カフェ ナポレターナでは、粉を押し固めすぎないことが大切です。エスプレッソのようにタンピングする器具ではないため、強く詰めるとお湯が通りにくくなります。

粉は均一に入れ、表面を軽くならす程度で十分です。自然にお湯が落ちる状態を作ることで、味が重くなりすぎず、まろやかに仕上がりやすくなります。

火を強くしすぎない

火が強すぎると、水が急激に沸き、器具全体が熱くなりすぎることがあります。反転時に扱いにくくなるだけでなく、コーヒーの味にも荒さが出る場合があります。

中火から弱めの火で、落ち着いて沸かすのがおすすめです。焦らず温度を上げることで、反転のタイミングもつかみやすくなります。

反転後は落ち切るまで待つ

反転したあとは、コーヒーが落ち切るまで待ちます。途中で急いで注ごうとすると、抽出が不十分になり、味が薄くなることがあります。

重力でゆっくり落ちる時間も、カフェ ナポレターナの魅力のひとつです。数分待ってからポットを外し、カップへ注ぎましょう。

コーヒー豆と温かいコーヒーカップのイラスト

失敗しやすいポイント

味が薄い

カフェ ナポレターナで味が薄い場合は、挽き目が粗すぎる、粉量が少ない、抽出が早すぎるなどが考えられます。お湯が粉を十分に通らず、成分が出きっていない状態です。

まずは挽き目を少し細かくし、粉を均一に入れてみましょう。それでも薄い場合は、粉量や水量のバランスを見直すと改善しやすくなります。

苦味が強い

苦味が強すぎる場合は、粉が細かすぎる、抽出時間が長すぎる、豆が深煎りすぎることがあります。特に粉が細かいと、お湯が通りにくくなり、苦味や渋みが出やすくなります。

挽き目を少し粗くする、粉を押し固めない、火を強くしすぎないといった調整を試しましょう。深煎りの豆を使う場合は、苦味の中に甘みがある豆を選ぶと飲みやすくなります。

抽出がうまく落ちない

反転しても抽出がうまく落ちない場合は、粉が細かすぎる、フィルターが詰まっている、粉を詰めすぎている可能性があります。

使用後にフィルターをしっかり洗い、目詰まりを防ぎましょう。次回は粉を押し固めず、少し粗めの挽き目にすると、お湯が通りやすくなります。

コーヒーミルやケトルなど抽出器具のイラスト

カフェ ナポレターナのお手入れ

使用後は分解して洗う

カフェ ナポレターナは、使用後に分解して洗います。水タンク、フィルター、ポット部分にコーヒーの成分や粉が残るため、そのまま放置するとにおいや汚れの原因になります。

熱が冷めてからパーツを外し、ぬるま湯で丁寧に洗いましょう。細かい部分に粉が残らないようにすると、次回もすっきり使えます。

洗剤の使いすぎに注意する

カフェ ナポレターナは、素材によっては洗剤の香りが残りやすいことがあります。特にアルミ製の器具では、強い洗剤や研磨剤を使うと表面を傷める場合があります。

基本的にはぬるま湯で洗い、においが気になるときだけ中性洗剤を少量使うとよいです。洗剤を使った場合は、香りが残らないようにしっかりすすぎましょう。

しっかり乾かして保管する

洗ったあとは、パーツをしっかり乾かしてから保管します。水分が残ったままだと、においやサビ、劣化の原因になることがあります。

分解した状態で風通しのよい場所に置き、完全に乾いてから組み立てると清潔に保ちやすいです。長く使うためにも、乾燥は大切な手入れのひとつです。

カウンターでハンドドリップするイラスト

カフェ ナポレターナの選び方

容量で選ぶ

カフェ ナポレターナを選ぶときは、まず容量を確認しましょう。1人で使うなら小さめ、家族や来客用なら複数杯分を淹れられるサイズが便利です。

大きすぎる器具で少量だけ淹れると、水量や粉量の調整が難しくなることがあります。普段飲む量に合わせたサイズを選ぶと使いやすくなります。

素材で選ぶ

カフェ ナポレターナには、アルミ製やステンレス製などがあります。アルミ製は軽く、昔ながらの雰囲気を楽しみやすい素材です。ステンレス製は丈夫で手入れしやすく、におい残りも比較的少ない傾向があります。

素材によって重さ、熱の伝わり方、見た目、手入れのしやすさが変わります。日常使いするなら、扱いやすさも重視して選びましょう。

持ち手や注ぎやすさを見る

カフェ ナポレターナは、反転させて使う器具なので、持ち手の形や安定感が大切です。持ちにくいものだと、熱い状態で扱うときに不安を感じることがあります。

注ぎ口の形も確認しましょう。抽出後にカップへ注ぐとき、液だれしにくく、狙ったところへ注ぎやすいものだと日常的に使いやすくなります。

カフェでコーヒーと仕事を楽しむイラスト

カフェ ナポレターナが向いている人

クラシックな器具を楽しみたい人

カフェ ナポレターナは、クラシックなコーヒー器具を楽しみたい人に向いています。反転させて抽出する独特の動きや、直火にかける時間には、現代的な抽出器具とは違う味わいがあります。

効率だけでなく、道具を使う楽しさや、コーヒーを淹れる時間そのものを大切にしたい人には魅力的な器具です。

直火式のコーヒーが好きな人

直火式のコーヒーが好きな人にも、カフェ ナポレターナはおすすめです。火にかけて水を沸かし、抽出する過程には、家庭的で素朴な楽しさがあります。

モカポットほど力強い味ではなく、やさしい濃さに仕上がりやすいので、直火式の雰囲気は好きだけれど、濃すぎる味は少し苦手という人にも合いやすいです。

モカポットよりやさしい味を求める人

カフェ ナポレターナは、モカポットよりやさしい味を求める人に向いています。圧力ではなく重力で抽出するため、口当たりが穏やかになりやすいです。

濃いコーヒーを少しずつ飲みたいけれど、強い苦味や圧のある味は避けたい場合に試しやすい器具です。砂糖やミルクとも合わせやすく、日常の一杯に取り入れやすいでしょう。

コーヒー産地を眺めながらコーヒーを味わうイラスト

カフェ ナポレターナで楽しむ飲み方

そのままブラックで飲む

カフェ ナポレターナで淹れたコーヒーは、そのままブラックで飲むと、まろやかな濃さや豆の香りを楽しめます。ペーパードリップとは違う厚みがあり、ゆっくり味わうのに向いています。

中煎りなら甘みや香り、深煎りならコクや香ばしさが出やすいです。まずは砂糖やミルクを入れずに飲み、器具ならではの味を確かめてみるとよいでしょう。

砂糖を加えてナポリ風に楽しむ

ナポリのコーヒー文化では、濃いめのコーヒーに砂糖を加えて楽しむことも多いです。カフェ ナポレターナのやさしい濃さに砂糖を合わせると、苦味が丸くなり、甘い余韻を楽しめます。

砂糖は少量から加え、好みに合わせて調整しましょう。深煎りの豆やイタリア系ブレンドを使うと、砂糖との相性がよくなりやすいです。

ミルクと合わせて飲む

カフェ ナポレターナで淹れたコーヒーは、ミルクと合わせても楽しめます。モカポットほど濃厚ではありませんが、直火式らしいコクがあるため、ミルクに負けにくい味になります。

温めたミルクを加えれば、やさしいカフェオレのような飲み方ができます。苦味をやわらげたいときや、朝にゆっくり飲みたいときにも向いています。

コーヒーを手に街を歩くイラスト

カフェ ナポレターナのまとめ

ナポリらしい伝統的な抽出器具

カフェ ナポレターナは、イタリア・ナポリで親しまれてきた伝統的な直火式コーヒー器具です。水を沸かしたあと本体を反転させる、独特の抽出方法が特徴です。

エスプレッソマシンやモカポットとは違う、クラシックでゆったりしたコーヒー時間を楽しめます。

重力で抽出するやさしい味わい

カフェ ナポレターナは、圧力ではなく重力でお湯をコーヒー粉に通します。そのため、モカポットより穏やかで、まろやかな味わいになりやすいです。

ペーパードリップより厚みがあり、モカポットよりやさしい印象を求める人に向いています。

使い方を覚えると日常で楽しめる

使い方には反転の動作があるため、最初は少し緊張するかもしれません。しかし、水量、粉量、挽き目、火加減を覚えれば、日常でも楽しみやすい器具です。

クラシックな道具で、ゆっくりコーヒーを淹れたい人は、カフェ ナポレターナを試してみる価値があります。ナポリらしい温かみのある一杯を楽しみましょう。

カウンターでハンドドリップするイラスト